助教時代

教員生活

研究テーマへの批判(4)

前回の続きで、業績を理由に学科を追放される話である。改組により学科の教員の 2,3割が新設するロボット系の学科に配属になる。ハードウェア担当の教員が主に配属になると予想されたが、人数が足りなさそうだ。OSの講義担当者であることを理由に組み込...
教員生活

研究テーマへの批判(2)

初論文掲載後もニューラルネットワークの研究を続けていた。一方で、着任時は響教授も「やわらかい情報処理」と称して主要な研究テーマにしていたが、研究対象から外しつつあった。学生からも「ニューロは将来が無いからやめる」と響教授が言っていたと聞いた...
教員生活

研究テーマへの批判(1)

響教授から研究テーマを却下されたのは私だけではなく、学生も却下されることはあった。悪質だった2件を取り上げよう。1つ目は自然言語処理を研究した修士の学生である。音声入力を文書化する研究であった。音声入力ソフトの結果に、Web検索を利用して前...
教員生活

初めての研究論文 (4)

情処に投稿して1年が経過し、ようやく査読結果が届いた。当時としても、これは異例な長さだろう。通常は2人が査読するが、なぜか査読報告は1つだった。「この問題を解決するには提案方法しか考えられない。誰でも思いつく方法でありオリジナリティが感じら...
教員生活

初めての研究論文 (3)

論文には楠先生にも連名になってもらうつもりだ。響教授から、楠先生の上司 I 教授も連名にしろと命令された。研究に何も寄与していないのに連名にしなければならないのか。「楠先生が責められたらかわいそうじゃないか。」と響教授は言う。それでは、私が...
教員生活

初めての研究論文 (2)

着任してから全く論文が出ないまま 5年以上経過した。いずれも不採録であったが、2編の論文を投稿した。上司の響教授も連名なので、プロフィールを記載するため過去の論文を頂いた。ニューラルネットワークの論文だったが、オリジナリティがあるとは感じら...
教員生活

初めての研究論文 (1)

初めての研究論文とはIT系での論文のことである。数学で博士号を取得するまでに、数学では最低限の論文を書いていた。博士号を取得したらIT系の研究者に転向するという約束で採用されている。今後はIT系で論文を書かなければならない。ITに関しては全...
教員生活

工学部における研究とは

私は数学科出身だが、工学部のIT系に採用された。そして、研究分野もIT系に転向することも求められた。受け入れ先の教授が母校の教授に求人して、私が紹介された。選ばれた理由は、自覚はないが下の者をよく面倒見ているということだった。数学では業績を...
教員生活

カラ出張

最近では監視が厳しくなってあまり見られなくなったようだが、着任した頃には大学教員のカラ出張が容易だった。独法化以降に激減した気がする。カラ出張の最大の要因は予算に融通が利かなかったことだ。予算の費目が物品費、旅費などに分けられ、出張費が余っ...
教員生活

プログラミングの母国語

母国語と言っても日本語とか英語とかの話ではなく、初めにどの言語でプログラミングを学ぶかということである。上司の響教授曰く、「初めに学んだプログラミング言語がマザーランゲージとなる。プログラミングの発想を決めるマザーランゲージは変えることはで...